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YOKOHAMA コラム バックナンバー

野毛山動物園 2022/12/12

 昭和26年の開園から来年60周年を迎える野毛山動物園では、100種を超える動物を飼育しており、たくさんの来訪者でにぎわっています。

 近隣の子どもたちが拾い集めたドングリを、飼育員経由でツキノワグマにプレゼントしたり、年末恒例イベントである年賀状写真のための干支花壇の植栽があったり、2001年には開園当時から在園のゾウ「はま子」(2003年死亡)に市長功労賞が送られたなど、市民に幅広く愛されています。

 現在、動物園はレクリエーション、環境教育、調査研究、種の保存という4つの大きな役割を担っていると言われ、この野毛山動物園でも数多くの多様な動物の「日本初の繁殖」に成功し、その他多くの学術的研究を発表しています。

 残り1ヶ月となった国連の国際生物多様性年にも思いを馳せつつ、野毛山動物園の魅力を、探検気分で行くのもまた一興でしょう。

 来年の1月9日まで毎年恒例の干支装飾が開催、園内は一段と活気づきます。


ヨルノヨ 2022/11/07


 空が澄んできたこの季節、イルミネーションや夜景がとても綺麗に光ります。クリスマスシーズンも始まり、あちらこちらで様々な光の祭典が始まる頃、この横浜でも最大級のイルミネーションイベントが始まります。

 その名は「ヨルノヨ」。
 横浜駅周辺からみなとみらい、山下ふ頭にかけて実施される、都心臨海部の官民様々な施設や建築物が連動して、一斉に光と音楽で織り成していくダイナミックなイベントです。令和元年から始まったこのイベントの規模はなんと約6kmにもおよびます。
 夕方18時ごろから各所でそれぞれのイルミネーションが始まります。その後、全施設と光と音が全て連動したイルミネーションプログラムがスタートし、港の彩りをさらに層華やかに演出します。
 それは、まさに港全部を使ったコンサートを体感しているかのようです。

 イベント名であるヨルノヨは「ヨルノヨこはま(夜の横浜)」に「ヨルノヨ(寄るのよ)」になぞらえて名付けられました。たくさんの人に夜の横浜を感じて欲しいというメッセージになっています。

 夜風は冷たいですが、心はワクワク、ときめきを胸に、あったか気分になること間違いなしです!

YOKOHAMA CROSS NIGHT ILLUMINATION ヨルノヨ2022
 2022.11.24ー2023.1.3 入場無料
開催場所 :横浜都心臨海部
メイン会場:新港中央広場
メインビューポイント:横浜港大さん橋国際客船ターミナル


酉の市 2022/10/17


 大通り公園近くの商店街にある大鷲神社(おおとりじんじゃ)は天日鷲命(アメノヒワシノミコト)と日本武尊(ヤマトタケルノミコト)を祀っており、現在も商売繁盛の神様として「おとりさま」と一般に親しまれている神社です。
 ここで毎年11月に「酉の市」と呼ばれる大きな祭りがあります。
 今年は「三の酉」(「酉の日」が月に三日ある年)。この日ばかりはここの商店街も黒山の人集りでごった返します。
 騒然とした人込みの中をかき分けて歩いていると商店街のあちらこちらで聞こえてくる威勢の良いかけ声と手打ちの音。縁起を担ぐ為に各々が去年より大きな熊手を買い肩に担いで歩く姿を見かけます。

 今年は、社頭の 提灯奉納(設営)は中止、屋台は熊手商と大通公園沿いエリアに限定などこのご時世による制限もありますがぜひ参加したいものです。
 この浮き世離れした中にいると、ふと「まだまだ日本も・・・」などと思い元気が出てくる。
 『足を止めている暇は無い。前を向いて歩こう。』

 「酉の市」が終わると今年もあと少し。また来年もこの威勢の良いかけ声を聞きに来たいと思います。


RUNBIKE ーランバイクー 2022/09/01


 ランバイクをご存知ですか?
 小さな子どもが、ペダルの無い小さめの自転車でレースをする競技です。
 その名の通り、走る(ラン)自転車(バイク)。
 (日本ではバイクはオートバイを指すことが多いのですが、世界的にはモーターサイクルと呼ばれます)
 その“走る自転車”は、一般的にストライダータイプと呼ばれる、乗りながら足で地面を蹴って走ることに特化された背丈の低い小さな自転車です。
 その自転車を駆るのは、およそ二歳くらいから六歳までの子ども達。
 優れたライディングテクニックで、テクニカルに設置されたサーキットコースを走り抜けます。
 小さな子ども達でありながら、コース内のクリッピングポイントでは、ぐっと目を開き、本能的な感覚で冷静に自分のポイントでターンをしていきます。その眼差しとサーキットテクニックには圧倒されます。

 ゴール後、トップを取った子は意気揚々。かたや、惜しくもトップを逃した子は悔しくて大泣きで拗ねてしまう。
 順位よりも自分のリズムで走る子、完走できるのが嬉しい子、場所見知りしてスタートで泣いてしまう子、スリップしてびっくりして泣いてしまう子、ガッツポーズをとる子、お姫様ドレスに着替えて表彰台に上がる女の子、どの子どもも一生懸命です。

 横浜でも各地で練習会や大会が行われているランバイク大会、可愛くてカッコ良い、小さなファイターにキュンときます。


赤い電車 2022/08/01

 電車をご利用になる方では、京浜急行黄金町駅をご利用になる方も多いのではないでしょうか。
 京浜急行はことし創立124年を迎えます。
 1898(明治31)年、京急の母体といえる「大師電気鉄道株式会社」が関東地方では初の電鉄会社として創設されました。当時の営業路線は六郷橋から大師までのわずか2キロ、最高時速13キロというものでした。その後、社名も京浜電気鉄道と改称され、路線を延伸し、品川—神奈川間が開通しました。

 黄金町駅の歴史としては、浦賀駅を終着駅として持つ「湘南電気鉄道会社」の始発駅として1930(昭和5)年に開業されました。歴史ある駅だったのですね。その1年後に京浜電鉄との相互乗り入れが始まりました。1941(昭和16)年、合併し、現在の京急の本線の型となりました。
 現在、営業路線は支線を含め全線で87キロ。沿線の住民や観光客の重要な足として愛されています。

 そんな京急、双方からのラブコールが実って、ロックバンド「くるり」が京急テーマソング「赤い電車」を発表しています。
 優しく心地よいメロディとボーカルが、何とも旅気分を誘います。

 コロナ禍以前は、京急沿線でもいくつかの花火大会が催され、昼は海水浴、夜は花火と、夏気分を満喫できたのですが。
 子ども達の歓声と共に楽しい夏が戻ってくるよう祈りたいですね。


横浜反撃 2022/07/06

 久しぶりに横浜ベイスターズの試合観戦に行きました。
 まだ日も高い夏至の試合開始前、グラウンドではチームにとって58年ぶりのノーヒットノーラン達成の祝賀セレモニーが行われていました。
 たくさんの関連団体や企業からの祝辞、対戦チームからも拍手喝采を浴びて、会場は試合前から良いムードに包まれていました。
 この良い雰囲気にハイボールがすすみます。

 2020年の夏季オリンピック(開催自体は2021年)で、野球・ソフトボール競技の主会場となることにより、横浜スタジアムは大きな改修が加えられました。
 特筆は、従来のレフトスタンド、ライトスタンドのそれぞれ上段に新設されたウィング席(約2800席)!
 それまでの鉢状スタンドに加えて、その姿は、もはやラーメン鉢に追加でトッピングしてもらった焼き海苔のごとくで、まさに圧巻なのです。現在はなんと総計34,000人有余の収容人数だそうです。
 そんな雰囲気で観戦しているとベイスターズにホームランが出ました!球場やんやのなか、大型バックスクリーンから祝福の汽笛が鳴り、花火が打ち出されました。
 ご贔屓に得点が入りウキウキした気分で出店を覗くと、たくさんの出店とそのメニューの多さにびっくりします。その中に名物カレーを発見しました。
 横浜市立小学校では、年に1,2回ほどベイスターズの若手選手寮である青星寮の名物カレーがコラボメニューとして、給食で提供されます。いつも子供が美味しかったと自慢気に話していたので、これかぁ!と列に並んで手に入れました。
 いそいそと自席に戻り、試合とミニエキシビジョンの数々を見ながら、カレーを満喫。
 舌鼓を打っていると、ファンイベントミニコーナーでナイスピッチングがあり、なんと、そのお祝いにハイボールが1.5倍サービスに!もちろん駆けつけます。ほくほくで、オットットこぼれちゃうよズズーッ、などやりながらまたまた観戦。
 楽しい思い出を胸に、高揚した気分で帰途につきました。こんなに楽しい雰囲気に変わっているのを肌で感じた勝利の夜でした。


紫陽花 2022/06/07

 人から聞いたところによると、紫陽花は水を渇望する植物なのだそうだ。
 水を渇望するから梅雨の時期に咲くのか、梅雨の時期に咲くから水を渇望するようになったのか、それは分からないが、自然というものは良く出来ているものだと関心してしまう。
 シトシトと降る雨の中で、唯一、艶やかに活き活きと咲き誇る紫陽花。
 なるほど。より多くの水を必要とする紫陽花にとっては、願ってもいない季節の到来なのだ。
 だからこそ、あの薄暗い雨の中でも鮮やかさを失わずに周りに強い存在感を与え、時には「雨の中の方が美しい。」と言わせる。
 あまり雨が好きだという人はいないだろう。だが、雨の中の紫陽花に悪い印象を持つ人は少ない。

 少し今までと違う目線で見ると、マイナスがプラスに転じる。
 よく耳にするフレーズではあるが、意外に忘れがちな言葉。
 だが、これは「今の状況から何かを変えなければならない。」そんな時に必要になってくる考え方の一つなのだろう。


近代下水道の始まり 2022/05/01

 都市計画の大切なものとしてライフラインが挙げられますが、その中でも一番大切と思われるものが水道です。とりわけ環境衛生に関わる下水道は筆頭にあげられるでしょう。

 横浜においても開港後に下水が敷かれましたが、それは溝を掘って板を載せただけの単純なものだったため、居留地側の要望により、居留地内に埋没式の下水道を作る必要に迫られました。
 英国人R.H.ブラントンの指揮のもと、明治4年に布設されましたが、最初は陶製の下水管であったため、上にかかる土などの重みで破裂が多く、より強固な物へと改良が進められました。
 その後、明治13年頃に日本人技師の三田善太郎により拡張と改良工事がなされ、排水量と堅牢さを求め、陶製の管を廃止し、煉瓦造りの大きな下水管が組まれました。流れの少ない時でも効果を発揮できるよう、卵を逆さにしたような形になりました。
 これは、日本人が設計施工した最初の近代下水道として、平成10年に有形文化財として登録されています。
 現在、市内各所でこの卵形下水管の遺構が展示されていますが、この中土木事務所前の物は、花壇の奥にある事もあり、所員が丹誠込めた四季の花に彩られ、下水遺構にもかかわらず美しささえ感じさせられます。


旧 根岸競馬場 2022/04/04



 この写真は1930年代に撮られた貴重なもので、根岸競馬場と富士山が美しく撮られています。
 競馬場のコースの中はゴルフ場で、とても優雅な場所でした。
 根岸競馬場は、慶応3年に日本初の洋式競馬が行われた場所で、明治13年に日本競馬クラブに引継がれ、昭和18年に戦争のため東洋一の規模を誇っていた競馬場は、閉鎖されました。
 昭和44年に一部接収解除された土地を国から借り受け、なだらかな地形を生かし、大きな芝生広場を中心にした森林公園として昭和52年に開園しました。
 同時に中央競馬会によって競馬記念公苑が建設されました。
 その後接収解除された部分に残されたJ・H・モーガンの設計による下見所、一等馬見所、二等馬見所の3つの建物は、貴賓室などを持つ一等馬見所を除き取り壊され、残る一等馬見所については利用方法を検討している最中です。
 桜の花が咲く頃、当時の事を思い浮かべながら出かけてみようと思います。


神奈川県 電気発祥の地 2022/03/07

 生活のライフラインと言えば、電気ガス水道が主なものとして挙げられますが、電気発電の「神奈川・横浜初」が伝えてくれるものがあります。

 横浜市役所のほど近く、東京電力(株)関内変電所にその碑があります。
 横浜の時の有力者が集まり、「横浜共同電灯会社」が設立され、1890(明治23)年に石炭による火力発電を始めました。協議のうえ、初代社長に高島嘉右衛門が任命されました。
 当時の発電量は出力100キロワット。市内700軒への電力供給だったそうです。

 現在、市内、特に商業観光地でもある中区はいつでもまばゆい夜景を私達に見せてくれます。
 電気の恩恵が当たり前のようにあり、便利さ追求が生活の基本になっている私たちですが、120年前の「電気無しの生活」はどれほど大変で、また夜の静けさはどんなにか恐ろしいものだったのでしょうか。


春節のランタン 2022/02/07


 2月の横浜中華街と言えば「春節」につきます。
 中国では旧暦の元旦を春節と言い、約一週間の間、盛大にお祝いします。
 今年で36回目を迎える横浜中華街の春節祭は、中華街全域のみならず山下公園、元町そして市内の主要各所22カ所で、巨大なランタンオブジェが設置され、華やかに行われています。
 各ランタンは中国伝統工芸品の逸品で、いずれも福々しいモチーフから成り、その見事さに圧倒されます。
 例年、獅子舞や京劇、竜舞、パレードなどが行われていますが、今年はコロナ禍でのまん延防止等重点措置の適用下となり、新年を盛り上げる多くのイベントが中止になってしまいました。
 その最中でも、願い溢れるこのランタン祭りだけは、と執り行われています。
 町々を照らし、気持ちも明るく、皆様に幸多からん事を、と祈り、横浜中華街は新しい年を迎えます。

写真:みなとみらい線/馬車道駅内コンコース


2022年、横浜港の年明け 2022/01/04



 横浜港では、特別な音で新年を祝います。
 通称、除夜の汽笛。
 「日本の音100選(環境省:選)」にも選出されている、年明け恒例行事です。

 港に停泊している船舶が、新年を迎えた瞬間に、一斉に汽笛を鳴らして新年を祝います。
 その凄まじい響きは心の中にまで迫ってきて、新しい年の訪れを、ワクワクした気持ちにさせてくれます。
 みなとみらい地区ではカウントダウンイベントも行われるようになり、年々、賑やかな年明けになってきています。

 例年、みなとみらい地区で年明けの花火が上がりますが、今年は特別に、新港埠頭、大桟橋、山下埠頭から一斉に花火が打ち上げられ、これまでにない華やかな年明けとなりました。
 これは、新型コロナ感染症に立ち向かう全ての医療従事者やエッセンシャルワーカーへの感謝や、横浜に生きる人々や観光で来ていただいた方々、すべての人々への応援と感謝を込めて打ち上げられた横浜港からの贈り物です。